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お歯黒で虫歯予防!?
お歯黒というと江戸時代の既婚女性がするお化粧というイメージがありますね。
でも、実はもっと古い時代からあったらしく、あの聖徳太子もお歯黒をしていたのだそうですよ。
身だしなみのひとつとされるお歯黒ですが、実は、むし歯予防の効果も高かったと言われています。
お歯黒の成分は、鉄奨水(かねみず)と五倍子紛(ふしこ)と呼ばれるもので、これらの成分に歯を守る効果があります。
そして、お歯黒をするときには、歯垢をよく取り除いておかないと染まらなかったので、自然と歯を清潔にする習慣もできたようです。
実際、昔の人のお墓から掘り出されたお歯黒の歯にはむし歯がほとんどない事、むし歯が始まってからお歯黒を付け始めたと思われる女性では死ぬまで虫歯が進行しなかった事なども分かっています。
奈良時代の宮廷から始まり、江戸時代には庶民にまで広がったお歯黒…、これだけ長い時間受け継がれてきたのも、人々はその効果を十分理解していたからかもしれませんね♪